東京から直島、アートの旅

豊島 豊島美術館

建築家の西沢立衛とアーティスト内藤礼のコラボレーションによって誕生したドーム型の美術館。
 
といっても作品はこの広さ40×60メートル、高さ4.5メートルの空間だけです。

 

天井には二箇所の大きな開口部があり、周囲の風、音、光が内部にまで差し込んできます。もちろん雨が降れば雨も。
床からは無数の水が湧き出る仕掛けになっており、コンクリートでできたゆあには撥水加工が施され、斜面を伝わって水が流れ、集合し一日を掛けて大きな水たまりになるようです。
 
その水の動きを眺めながら瀬戸内科の自然の中で感じる不思議な体験。

 

そこから鑑賞者が何を感じ取るかは様々でしょう。

 

一日中この空間にいるわけにはいきませんが、少しでも長く鑑賞することで自然の中で生きることの意義を問うているのでしょうか?

 

 

内藤礼
1961年広島生まれ。1985年武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。
パーマネント作品:2001年「このことを」(直島・家プロジェクト・きんざ)。
主な展覧会・プロジェクト:1997年「地上にひとつの場所を」(第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館)、「Being Called」(フランクフルト・カルメル会修道院、企画:フランクフルト近代美術館)、2002年「地上にひとつの場所を/Tokyo 2002」(東京・ライスギャラリーby G2)、2003年「地上にひとつの場所を/New York 2003」(ニューヨーク・ダメリオ・テラス)、2007年「母型」(富山・入善町 下山芸術の森 発電所美術館)、2009年「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」(神奈川・神奈川県立近代美術館 鎌倉)など。

 

西沢立衛
1966年東京都生まれ。1990年横浜国立大学大学院修士課程修了、妹島和世建築設計事務所入所。1995年妹島和世と共にSANAA設立、1997年西沢立衛建築設計事務所設立。横浜国立大学大学院Y-GSA教授。
主な受賞:ヴェネツィア・ビエンナーレ第9回国際建築展金獅子賞(2004年)、プリツカー賞(2010年)
代表作 :1998年「ウィークエンドハウス」(群馬)、2004年「金沢21世紀美術館※(石川)」、「本村ラウンジ&アーカイブ」(直島)、2005年「森山邸」(東京)、 2006年「海の駅なおしま」※(直島)、2008年「十和田市現代美術館」(青森)など。
※印は妹島和世との共同設計